愛の聖母園の理念

聖母子像

聖母子像

社会福祉法人「善き牧者会」及び児童養護施設「愛の聖母園」は、「わたしが来たのは羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。わたしはよい羊飼いである。よい羊飼いは羊のために命を捨てる。」(ヨハネ福音書10:10-11)と言われたイエス・キリストの教えを基本理念としています。

施設に入所する子どもたちは、様々な理由により、幼少期における成長に不可欠な家庭での健全な保護と養育・教育の場から一時的に、また長期にわたって疎外 されています。職員一同はこうした子どもたちを神から委ねられたものとして、施設の保護者・聖マリアに倣い、やり直しのきかない子どもたちの人生のこの時期を能うかぎり共に歩むよう努力しています。

愛の聖母園の職員は、すべての人間が神の似姿として、神によって創造され、かけがえのない者として愛されている存在であり、そこに人間の尊厳があり、その 尊厳はいかなる権力によっても侵害されるものではない、というキリスト教的人間観に基づき、またイエス・キリストの小さく弱い人に対する熱い思いや情熱を見習いつつ、愛の奉仕の精神をもって子どもたちと関わっています。

設置目的

児童福祉法により、保護者のいない児童、又は家庭環境等の事情で適切な保護に欠ける満2才から18才迄の児童を、児童相談所を通して受入れ、日常生活の全ての体験を通して将来社会の一員となり得るよう育成することを目的としています。

子どもと職員の概要

令和5年6月1日現在、34人の子どもが在籍しています。年齢別の内訳は下表の通りです。 また、この子どもたちを39人の職員で支えていますが、職種別の内訳は2番目の表のとおりです。

愛の聖母園の歩み

愛の聖母園の歩みは、昭和24年(1949年)に始まりました。 創立以来常に、時代に対応した施設づくりにまい進しています。

ごあいさつ

当園はカトリック善き牧者愛徳の聖母修道会に設立されて以来、大勢の子供たちが様々な事情のために家族から離れて、本園で喜びと悲しみを分かち合いながら生活してきました。その大部分の子供たちは、この園から社会に飛び立っていきまし […]