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子どもは神様がおつくりになったもの
この世への 国への 家族への
神様のいちばん美しい贈り物です(マザー・テレサ)
愛の聖母園では、子ども一人ひとりが神様から愛されている「かけがえのない大切な
存在」として日々関わることを何よりも心がけています。家柄、能力、容姿、財産、障害の
有無などに関係なく、神様から無条件に愛されていること、一人ひとりのためにイエス様
が十字架上で命を捧げるほどに大切にされた存在だということを念頭に置いて子どもと
ともに生活しています。神様からの美しい贈り物は、いつでも変わらない笑顔で私たちの
傍にいます。この笑顔を守れるように神様の力をお借りしています。
10月22日~24日にかけて全国児童養護施設長研究大会が石川県金沢市で開催されま
した。昨年度の神戸大会に続き完全参集型での開催に、まだまだ残るコロナ禍を吹き
飛ばす勢いの研究大会となりました。施設の高機能化・多機能化が謳われ、施設は大きな
変換の時を迎えようとしているなか、神戸大会、石川大会、そして次年度の福島大会と
被災県が続き、全養協の長い歴史の中で以前より決まっていた偶然の開催地順に、施設が
これまでしてきたこと、今していること、これからしていくこと、その全てが崇高で、この
尊い行いを始めた先人たちから「大丈夫よ」と、励まされている気がしてなりませんでした。
今年に入り、二度の大きな災害に見舞われた石川の地に、子どものために集まり、子ども
のことを考える、たくさんの素敵な大人の姿がありました。私たちはいつでも子どもと
ともにいます。子どもたちがいるから頑張れます。神様からの美しい贈り物とともに
いられる喜びに感謝する毎日です。
神様からの美しい贈り物をともに見守り、支えてくださる皆様の善意に心より感謝申し
上げます。
神様の祝福がありますように、感謝を込めて
愛の聖母園 園長 【令和6年12月1日発行・事業報告No.46から転載】