当園はカトリック善き牧者愛徳の聖母修道会に設立されて以来、大勢の子供たちが様々な事情のために家族から離れて、本園で喜びと悲しみを分かち合いながら生活してきました。その大部分の子供たちは、この園から社会に飛び立っていきました。
わたしたちスタッフ一同は時代が移り変わっても、設立者の精神を受け継ぎながら、子供たちを愛し、一人ひとりの自立に向けて同伴し支援していきたいと決意しています。
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児童養護施設等、公的な責任として、社会的に養護を必要とする児童は約4万7千人、施設数589か所その中で、家庭における養育を里親に委託(4,295人)ファミリーホーム(養護者の住居において家庭養護を行う定員5~6名)委託671人(第67回全園児童養護施設長研究協議会資料抜粋)
里親さんの中には、養育・専門・養子縁組・親族里親がありますが、ご質問等ございましだらご相談をお受け致します。
社会的養護を家庭的な養護!こするために、当園でも家庭的養護推進を進めております。推進期間は、平成27年度を始期として平成41年度までの15年計画です。国の通知に基づいて「都道府県推進計画」と各施設の「家庭的養護推進計画」との調整を行う必要があります。
15年(平成27~41年度)を通じて達成すべき目標及び推進期間を5年度ごとの3期(前期。中期。後期)に区分した各期(5年)ごとの目標を設定することになっています。
本園でもこれによって、園でできうる範囲のことを設定する予定です。地域の方々のご支援も大きな力になって参ります。
このことによりまして今後、家庭的養護の充実をはかりより良い施設運営を行って参りだいと思います。今後も皆様のご協力ご支援をお願い申し上げます。【平成25年12月1日発行・事業報告No.35から転載】